面接はアルバイトでも気を抜かず

履歴書のコピーを持参

面接前にはあらかじめコピーしておいた履歴書を読み返す。

アルバイトの求人に応募して面接が決まり服装の準備も整ったら、次は当日に会場へ 持って行くアイテムの準備をしましょう。 一番重要になるのは履歴書ですが、事前にすでに書類審査などで郵送してある場合は 2つ目を面接官に渡す必要もないので改めて用意するまでもありません。 しかし面接対策として直前まで内容を吟味するためにも、コピーしておいたものを 持っていくと安心できるのでお勧めです。 相手は履歴書を見ながら自分にいくつかの質問をしますので、そこに何が書いてある かを完璧に把握するためにも欲しい一品です。 例えば志望動機に立派なことを書かなくてはと、履歴書には自分の本心よりも幾分か 高貴な動機をスラスラと書き立てるのはフリーターや就職活動をする学生にとって、 責めることは出来ませんが常套手段なのは周知の事実です。 当然面接官はそれを見て質問することになりますが、そこに記載されている志望動機 が自分の本当の動機とかけ離れすぎていて思い出せなかったり、面接官の言っている 意味が理解できないようでは返答に困ってしまいます。 そもそも志望動機はそれっぽいことを書くもので、正直に心から思っていることを ありのままに包み隠さず曝け出すように思いのままに書いてしまうと、こんな動機 では採用されないんじゃないかと不安になってしまうものです。 なので人は誰でも履歴書の志望動機は飾り気を持たせて表現するのも無理からぬ話で、 あまりに飾りすぎて自分でも思い出せないスケールのことを枠いっぱいにぎっしりと 書き尽くしてしまうこともあるのです。 そこを面接官に突かれた時にどんな内容だったかを忘れてしまったら、しどろもどろ して相手を満足させる回答なんか出来るわけはありません。 これを回避するためにも、壮大な志望動機を書いてしまったのなら履歴書のコピーを 読んで復習することは必要不可欠で、またそうでなくても細かい部分までを全て暗記 するまで読み込んでおくことで、どんな質問をされるか予想してそれに対する回答を 頭の中でイメージすることができるでしょう。 これを繰り返すことで自信がつきますし、面接開始ギリギリまで履歴書のコピーと にらめっこするのは意外と意味のある行為なのです。 これは志望動機だけでなく自己PRでも同じ事が当てはまるのに、賢明な人なら ピンときたかもしれません。 自己アピールの欄には自分がどれほど魅力的で素晴らしい人格で採用すればきっと 有益なんだろうと思わせることを精一杯書き並べるのが定石です。 でもだからといって偽りの自分をイメージして嘘八百を並べてはいけないのですが、 そのつもりはなくとも本来の自分像よりも美化されてアピールすることになるのが 悲しいけれども現実でしょう。 本当は身長169センチだけど170センチといってみたり、体重50キロだけど 49キロといってみたり、まだ腹八分目なのに「もうお腹いっぱーい」といってみたり といった、ほんとうにささいな嘘をついてしまうことは誰でもあります。 その程度のことは誰も気にしないし咎めない、人を騙したり傷つけるわけでもないので べつにどうでもいいや、といった程度の嘘や誇張はそこらじゅうに氾濫しています。 そしてアルバイトの求人に応募して面接を受けるとき、面接官が手にするあなたの 履歴書の自己PRの欄にも少なからず本来の自分とは違うことが書かれているでしょう。 自分の良いところを割り増して印象をよくするため、PR内容が一回りか二回りほど 大きく表現されているとしてもそれは仕方の無いことです。 ですが自分を大きくしすぎてしまい、あとからその本来の自分とはかけ離れた自分像 のことを面接官に問われた時にわけがわからないよ状態にならないためにも、 履歴書に書かれている自分をいつでも確認できる履歴書のコピーは役立ちます。